毎日の育児に疲れ、自分の思い通りにしてくれない我が子に対して、ついつい暴言を吐いてしまうなんてことがありませんか?
言葉としては普通でも、大きな声で威嚇するように喋ったり怒鳴ってしまったり、ということもあるかもしれませんね。
育児は24時間・365日、肉体的にも精神的にも疲れるのは事実ですから、イライラしてネガティブなことが頭を駆け巡ってしまうこともしばしば。
ただ、それを言葉にして発した瞬間に、少なからず赤ちゃんや夫(自分自身に対しても)影響が出てきます。
そうならないためにも今回は、暴言がどんな影響を与えてしまうのか、できるだけ無くすにはどうすれば良いのかについて考えていきます。
暴言を吐いてしまったことがあるというママさんは、ぜひ確認してみてください。
育児でイライラして暴言を吐いてしまう

育児でイライラしている時に出てしまう暴言は、自分がそれと気づかずに無意識というケースもあります。
また、冒頭でもお伝えした通り、言葉は汚くなくても怒鳴っていたり、威嚇するかのように喋っているならそれは暴言。
お恥ずかしい話ですが、私自身「うるせーなぁ」とか「マジむかつく」なんて言葉がふとした瞬間にボソッと出てしまうなんてよくあります。
では実際に暴言(言い方も含めて)にはどんな影響があるのでしょうか。
暴言はどんな影響がある?
子供は1歳を過ぎたあたりから意味のある言葉を喋り始めますが、まだ喋れない時期でもママさんが話す時の抑揚や感情を感じ取っていると言われています。
私たち大人も暴言を吐かれればとても嫌な気持ちになりますから、子供が言葉を分からなかったとしても不安や恐怖を感じているかもしれないのです。
言葉が分かるようになってくればなおさらで、自分に負の感情がぶつけられていると感じるでしょう。
よく、子供は3歳までは自己肯定感を育てるべきと言われますが、自分が否定されていると分かるのです。
また、暴言を吐いた本人にも当然それが聞こえて嫌な気持ちになりますし、後から自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。
暴言は百害あって一利なしと断言できます。
ただこれは裏を返せば、子供を褒めたり笑顔で愛情表現をすれば、それも確実に伝わるということ。
なので、日頃十分に愛情を持って接し、前向きな言葉をかけてあげていればそこまで深刻に考えなくても良いと思います。
そして、もし暴言を吐いてしまっても、それだけで自分が母親失格なんて思わないでくださいね。現に私のママ友に話を聞く限りでは、誰しもそんな経験があったようです。
ともあれ、子供を叱りつけたところで思い通りに動くことはないですし、暴言は吐かないのが1番だと思っておきましょう。
夫への暴言やケンカも聞こえている

育児でイライラしていると、夫のちょっとした言動や態度に腹が立つことも多いですよね。
それでケンカになってしまうこともあるかもしれません。
ただ、気をつけたいのは、夫に対して吐いた暴言や夫婦喧嘩のやりとりも、子供にとっては決して良くはないということ。
夫婦喧嘩をするなとは言いませんが、どうしてもおさまらない時は別室で言い合ったり、子供が寝ている間にしっかり話し合うなどするのが理想です。
この点はママだけが意識していてもダメなので、夫にも話しておきましょうね。
参考:育児で夫にイライラしてしまうのはなぜ?夫と協力し合うための5か条
どうしてもイライラしたら?
育児をしている中で全くイライラを無くすというのは難しく、どうしても暴言を吐きたくなることがあると思います。
ではそんな時にどうするのか? じゃあ冷静になりましょう!という単純な話ではないので、私もよくやっている“違うところで吐き出す”方法をお伝えします。
暴言の原因となっている怒りの感情を吐き出すということですね。
- 子供を見ずに、鼻から思いっきり息を吸って口からゆっくり吐くのを3回繰り返す。(つまり深呼吸)
- 枕に顔を押し当てて思いっきりムカついていることを叫ぶ
- ママ友や姉妹など気の知れた人とカラオケで発散(1人でもOK)
- イラっとした時に暴言を“言わずに”スマホのメモ帳に猛烈に打ち込んだり、紙に書きなぐったりする。(意外と落ち着きます)
とにかく、イライラがこみ上げてきた時に無理やり我慢するのではなく、暴言以外の形で外に吐き出すのです。
割と簡単に実践できますから、ぜひ試してみてください。
参考:育児のイライラが限界に!?本当の理由を知るたった1つの方法とは?
まとめ

いかがでしたか? 育児は思うようにいかずイライラすることも多く、我が子や夫に暴言を発したり怒鳴ってしまうこともあるかもしれません。
ですが、子供がまだ喋れない時期でも話す時の抑揚や感情は感じ取りますし、それを聞いた周囲の人や自分自身も消して良い気持ちはしないもの。
なので、できるだけ愛情を持って前向きな発言を心がけるのはいうまでもありません。
そのためにも、日頃から“爆発”して暴言が出てしまわないように、発散できる術を持っておけると良いでしょう。
気を張りすぎず、できるだけラクで楽しい育児「楽育」を目指しましょうね。
参考:育児でイライラして赤ちゃんを怒鳴ってしまう…コレって良くないの?
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