「用を足す時はトイレで」というのは当たり前すぎて「何を改まって?」という感じですが、子供にとってはそうではありません。
なにせ産まれてからすぐにオムツを履き、いつ何時でも“し放題”で気持ち悪い時は泣けば(言えば)誰かが替えてくれます。
ただ、ずっとそのままというわけにはいきませんから、いずれトイレでできるようにしなければならないのです。
つまりトイレトレーニングをするということ。
そしてこれがまたうまくいかないことが多く、イライラの原因になるんですよね。
そこで今回は、そもそもトイレトレーニングはうまくいかないものだということ、嫌がるなら一旦諦めるという選択肢も含めてうまく乗り切るポイントをお伝えします。
どんな子でも必ず通る道ですから、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
トイレトレーニングはうまくいかないもの? イライラして当たり前

トイレトレーニングがうまくいかない! 毎回毎回イライラする! というママさんも多いかもしれませんが、少し気持ちを落ち着けて考えてみましょう。
そもそも、トイレトレーニングってうまくいくわけが無いと思いませんか?
なぜなら、もともと子供はトイレという存在すら知らなかったわけで、それまでオムツにいつでも自由にできていたものがなぜトイレでやらなければならないのか、すんなり理解するなんて到底無理だからです。
全く未知のことを初めてやるのにうまくできるわけがありません。
そりゃトイレに入る寸前で床にしてしまったり、何も言わずにおもらししてしまったり、いざトイレでは全然出ないなんてことは100%確実にあるわけです。
大人でも初めてのことをいきなりうまくこなせるのは天才しかいません。
ということは、残念ながら絶対にイライラするということ。
なのでそれを見越した上で対策を立てたり心構えを持っておくと、イライラの度合いも抑えられますしうまく乗り切れるはずです。
次章では具体的なポイントをお伝えしていきますね。
嫌がるなら諦める⁉︎ うまく乗り切るポイント

トイレトレーニングはいきなりうまくいくことは絶対にあり得ないわけですから、それを考慮した上での心構えが必要です。
具体的にどのようなことがポイントとなるのかをお伝えしていきます。
叱る・怒鳴るはNG
初めてやることに対して、それを教えてくれる人(仕事の先輩や上司・先生・親)がいつも不機嫌そうだったり、うまくできないことに対して怒鳴ったりされたらどうなるでしょうか?
当の本人は確実にやる気をなくしますよね。
大人なら逆境に対して燃えるという人もいるかもしれませんが、子供は素直なのでそれはあり得ません。
また、叱らなくてもため息をついたりガッカリした表情を見せるのも、できるだけ控えた方が良いでしょう。
ただ、毎回床をおしっこまみれにされてニコニコしてるだけというわけにもいきませんから、どうするべきかしっかりと目を見て根気強く伝えていく必要はあります。
そう考えると、どちらかといえば大人の心の余裕の方が大事かもしれませんね。
参考:育児でイライラして暴言が…喋れなくても子どもは全て聞いている!?
焦らない(嫌がるなら諦める)
多少の失敗を繰り返しながらも少しずつでも進歩が見えていれば、親子ともにモチベーションが維持しやすいと思います。
しかし実際にはお互い全く初めてで、先にお伝えした通りうまくいかないのが当たり前。
なので、とにかく焦らずに子供のペースで進めることが大切です。どうしても嫌がるなら一旦諦めることも必要かもしれません。
少し間を開けると、子供の方からやりたいと言ってきてくれることもありますので。
いずれにしても、まずは子供にトイレをを楽しい場所だと思ってもらえれば格段にやりやすくなるはず。
トイレが怖くてトラウマになってしまっては大変なので、用を足さなくても楽しい場所に遊びに行くような気持ちになってもらうところから始めても良いと思います。
自然とできるようになる
どんな家庭でも早ければ0歳から保育園に通い、ママさんが専業主婦の場合でも幼稚園に通いますよね?
園ではたくさんのことを学び、特に子供にとっては初めての集団行動となり、周りの子たちがやることがとても気になるようです。
みなさん最初はトレーニング用のオマルを設置して家でやると思いますが、園には子供用の便器が設置されていますし周りの子たちの影響で自然とできるようになることも。
これは本当にありがたいことで、子供の自立の第一歩として親にとってはとても嬉しいことです。
逆に親としては決して周りのこと比べずに、少しでも前進したら我が子の頑張りを全力で褒めてあげられると良いですね。
まとめ

トイレトレーニングは、残念ながら絶対に最初からうまくいかないですし、イライラします。
なぜなら、大人にとってみればトイレですることを教えるなんて初めてのことですし、ましてや子供にとってはトイレ自体が全く未知のものだから。
それでも根気強くトレーニングしていくわけですから、できる限り対策や心構えを持ってうまく乗り切りましょう。
そのために今回は、嫌がるなら諦めるという選択肢も含めてポイントをお伝えしました。
ぜひトイレトレーニングの際には押さえておいてください。
気を張りすぎず、できるだけラクで楽しい育児「楽育」を目指しましょうね。
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